＜川崎・中１殺害＞監視カメラが捉えていた動かぬ証拠！

　川崎市川崎区の多摩川河川敷で同区にある中学校の１年生、上村（うえむら）遼太さん（１３）が刺殺体で発見された事件で、神奈川県警川崎署捜査本部は２７日に、川崎市内に住んでいる１７～１８歳の少年達３人を殺人容疑で捕まえた。当初は３人全員が容疑を否認していたが、１７歳の２人が前日夜の任意聴取の折に「現場にはいた」と前言を翻し現場周辺に設置されていた防犯カメラに残された映像と一致する供述をしたことが、逮捕を決めたことの決め手となったそうだ。

◇殺人容疑は否認…３人逮捕
　警察に逮捕されたのは、グループの中でリーダー格とみられている無職の１８歳の少年
▽職業不詳の１７歳の少年
▽無職の１７歳の少年。市教委によると、リーダー格の少年は定時制高校に進学していたが今年に入ってから中退したいようだ。３人とも上村さんとは別の市内にある中学校の出身だが、リーダー格と見られている少年と職業不詳の少年らは同じ中学の出身らしく、共通の知人を通じるなどして顔見知りになっていたらしい。


　捜査本部の調べによると、リーダー格の少年は逮捕された後の取り調べに「現場にはいなかった」との趣旨の供述をしたあとは、うつむいたり、うなだれたりを繰り返して問いかけにもしっかりと答えていないそうだ。職業不詳の少年は「現場にはいたが、殺した覚えはない」と主張を変えている。もう１人の無職の少年も「現場にはいたが殺してはいない」などと前日の夜と同じ供述をし、取り調べにも淡々と応じているらしい。


　彼らが逮捕された理由は２月２０日午前２時ごろ、共謀して川崎市川崎区港町の多摩川河川敷で、上村さんの首を刃物で多数回刺すなどして殺害したことだ。上村さんの遺体が全裸の状態で殺害現場とみられる場所から数十メートル離れた河川敷に放置されていたことや、上村さんのものとみられる衣類や靴などが近くの公園で燃やされた形跡が残されていることから、死体遺棄と証拠隠滅工作についてもこれから追及していく。


※http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2426259.h...より引用

　逮捕された３人が浮上したきっかけになったのは、防犯カメラに残っていた映像と友人らの証言だった。上村さんの死亡推定時刻とほぼ同じ時間帯に、問題の３人が上村さんと連れ立って河川敷方向に向かい、３人だけで戻って来る映像がカメラに記録されていた。また、上村さんの複数の知人が「３人がたびたび上村さんを連れ出していた」と証言したことから、捜査本部は容疑者を絞り込んだとみられている。１７歳の無職少年の知人は「（少年が）事件後に『当日は殺害現場で見張り番をしていた』と話していた」と証言している。


　逮捕までに１週間という時間を要したことについて聞かれると、捜査本部は「上村さんの友人らが未成年で聞き込みを慎重にやっていたことや、少年の所在確認に時間がかかった」などと説明をおこなった。１８歳の少年は２７日朝、弁護士に付き添われて出頭し、残りの２人は２６日夜から任意で事情を聴いた後、２７日未明にいったん帰宅を許されていた。

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