小学５年女児発見 ４９歳男を自宅で逮捕！！女児は無事保護することに成功した

　◇不審者情報などで浮上し捜索、１階洋小学５年生女児発見
　岡山県倉敷市内で今月１４日夕、下校途中だった小学５年女児（１１）が行方不明となった事件で、岡山県警は１９日午後１０時２０分ごろ、女児を発見した。４９歳男逮捕した。


　発見した場所は岡山市北区楢津、無職の藤原武容疑者（４９）宅だったという。無事保護するとともに、一緒にいた藤原容疑者を監禁容疑で現行犯逮捕した。県警は同日、倉敷署に捜査本部を設置。動機や事件の経緯などを詳しく捜査する。
　倉敷市の様子や警察会見など　藤原容疑者は「女児は車で連れてきた。監禁していたのは間違いありません」と容疑を認めているという。女児にけがなどはなく、念のため病院に搬送されたが、異常がないことも確認された。藤原容疑者は女児やその家族と知り合いなどではないらしい。


　県警によると、女児の母親が事件前の今年５、６月に自宅近くで目撃した不審車の特徴やナンバーと、不審車を目撃した住民の証言などをもとにして絞り込んだところ、藤原容疑者が所有する岡山ナンバーで銀色の「トヨタ・ヴィッツ」が浮上したそうだ。
　１９日夜、家宅捜索令状を取って藤原容疑者宅を捜索したところ、１階洋間で女児が見つかったため、保護することに成功した。
　発見当時、女児はパジャマ姿でテレビを見ていた様子だったという。捜査員が踏み込むと、驚いた様子で「何、何」と声をあげていた、という。藤原容疑者は自称イラストレーターだそうだ。逮捕時、容疑者は家で女児と２人でいたという。藤原容疑者は白色Ｔシャツに黒の短パン姿だった。逮捕には素直に応じたという。


　女児は今月１４日、午後４時ごろ１人で学校を出て帰路に着いた。同４時半ごろ、学校から約２キロ離れた自宅近くで、銀色の車に乗った男性が女児に話しかけているのをほかの同級生が目撃していたそうだ。
　母親は同５時半ごろ、女児の携帯電話の位置をＧＰＳ（全地球測位システム）機能を使って確かめたところ、自宅から約２キロ離れた北東を示したろいう。母親は県警に届け出て周辺を捜索したが、女児は見つかることはなかった。


　母親は５月上旬と６月、自宅近くで銀色の車に乗った男を目撃していた。５月には、下校中の女児に車がつきまとうような動きをしていたという。
　県警は１５日、女児が行方不明になったことを発表し、公開捜査を開始する。ＧＰＳの反応が最後に確認された地点で携帯電話やランドセルを捜したり、防犯ビデオやドライブレコーダーの映像を分析したりしていたようだ。

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