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エボラ出血熱 日本人が感染国であるシエラレオネで奮闘!! [ニュース]

 お盆休みで賑わっている成田空港。入国ゲートでは、サーモカメラが人々の発熱状況をチェックしていました。さらに、「ギニア、リベリア、シエラレオネに滞在された方は、検疫官までお申し出ください」というアナウンスも流れた。申告を呼びかけられたのは、西アフリカ滞在者だった。


 致死率が最大で90%という、驚異的致死率が特徴のエボラ出血熱が猛威をふるっています。死者は1013人に達しました。感染者は、疑いも含めると1800人を超えているようです。ギニア・シエラレオネ・リベリアを中心に、ナイジェリアでも10人以上に疑いが出るなど、感染状態は過去最大規模で拡大している。

エボラ2.jpg
http://videolike.org/video/%E3%82%A8%E3%83%9C%E3%8...より引用

 「2~3人が集まったら、そのうち誰がエボラウイルスと接触していたか分からない。ウイルスを持っている人に近づいたら、自分も感染するかもしれない」(リベリア国民)

 この病(やまい)は空気感染はしないようですが、体液などを介して広がるというエボラウイルス。感染が拡大しているエリアでは、道路封鎖などの緊急措置がとられています。

 「あちこち移動して稼がないと暮らせない」(リベリアの露天商)

 日本のJICA=国際協力機構も、感染国から自国のスタッフ24人の一時退避を決定したといいます。WHO=世界保健機関が「緊急事態」宣言を出している中、エボラ感染者が最も多いというシエラレオネで、現在も活動している日本人がいます。

 「数日は落ち着いていたんですがね、きのう患者が7人追加入院して、現在55人くらい入院している。本当にこう予測が出来ない。患者さんが亡くなっていく時間も予測できないというのが、それはすごく恐ろしい」(国境なき医師団で働く看護師・大滝潤子さん)

 看護師の大滝さん。「感染の拡大が予測できない」と指摘する。

 「本当にすごく簡単に拡大していく病気なので、どんなことも予想出来ますよね。例えば熱が出たりとか、痛みが出たりしたらやっぱり痛み止めを差し上げる、あとは症状が進行して、あまり水、食事がとれなくなってきたら点滴をする。本当にもう対症療法しかないですね。親がいなくなって子ども1人取り残される場合もある。もちろん私たちが世話しますけれども、誰も家族がいない状況というのは、本当に残念ですけれども、見られます」(大滝潤子さん)

 野営施設で現地スタッフとともに防護服に身を包みながらの治療という奮闘を続けている。なんとか感染を食い止めたいという一心で作業にあたっていると話しています。

 「過酷な状況での1日の作業時間は1時間が限度。防護服を着ての作業とかケアというのがすごく過酷なのでその中に入れる時間が、1時間という限りもあります。なので、患者が増えてくると、(スタッフが)足りない」(大滝潤子さん)

 感染は医療従事者の間にも広がっていて、80人以上が死亡しているそうだ。現状、ワクチンも特効薬もないエボラ出血熱。WHOは開発段階の薬の使用を議論し、12日夜、結論を出しました。

 「エボラウイルスの拡大の危機状況で、治療の可能性と拡大防止のため、未承認薬の使用は倫理的に妥当だ」(WHOの会見)

 使用するにあたり患者への十分な説明や同意を得るなど、一定の条件を満たせば臨床実験を経ていない未承認薬が使用できるとの判断である。ただ、安全性への疑問や希少な未承認薬を誰に使うのか、という議論も起きています。

 この難病の感染を食い止めることができるのでしょうか、国際社会の対応が問われています。



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