アクシデントに見舞われたフィギュア選手の羽生結弦！頭の怪我を押して演じた事に中国ネットユーザーから「感動・敬服・疑念・陰謀論」が飛びかった！

　中国の上海で８日に行われたフィギュアスケート・グランプリシリーズ中国杯の男子シングル・フリーで、日本の羽生結弦選手が演技前の６分間の練習の際に中国のエン・カン選手とすごい勢いで激突した。流血したうえにしばらく動けない程の怪我を負ったが、応急処置として包帯を巻いての強行出場！見事２位を獲得した。

　日本国内では羽生やエンの怪我の具合を気遣う声と同時に、大事を取って棄権すべきではなかったか、周囲が止めるべきではなかったのか、という両極端な議論が起こっている。また、中国で行われた試合で中国人選手が当事者だったことも原因のようで、中国国内でもこのアクシデントが注目された。中国版ツイッター・微博でもフィギュア関連のニュースが注目されるとともに、多くのユーザーが羽生結弦のハッシュタグを付けたコメントを寄せていた。その意見の多くは、流血してしばらく動けなくなるほどの大怪我をしたことに対する悲鳴、ショックを示したもの、そして棄権することなく最後まで演じたことに対して感動、敬服を示すものだったという。


　その一方で、微博上では「５回も転んで何で２位なんだ」という厳しい意見や、どちらかが故意にぶつかったのではないか、日中どちらかの陰謀だ、などといった陰謀論なども存在している。推測の域を出ない水掛け論がいまだに繰り広げられているなか「いまだに陰謀論などと言うのは、選手に対する侮辱だ」と発言し、議論そのものを批判するユーザーの姿も見られたらしい。

　また、羽生が有する強い精神力に対する感想は賛辞けにとどまらず、驚愕、あるいは戦慄、さらには疑問、理解不能といった負の感情も生んでいた。「異常な精神状態にあったのかもしれないが、コーチや母親がそばにいながら止めなかった。自分の夢のため（といってもそれほど重要ではない大会だと思うが）にすべてを捨てられるというあなたの考え方は理解できない。自分の人生を大事にしてほしい」と気遣うようなコメントも見られていた。そう思ってくれているのはこのユーザーだけではないという事だろう。


※http://day-start.biz/?p=304より引用

　今回の事故について、中国国内にもいる羽生ファン、フィギュアファン、一般市民がそれぞれどう思ったかを一括りにして論じることは難しいだろう。ただ、多くの人が羽生とエンの無事と早期回復を祈っていることだけは間違いないだろう。あるユーザーは「来年、上海であなたを見られることを望んでいる。目を細めて笑う姿、そして素晴らしい演技をまた見せてほしい」と自身の望みを書き込んでいた。

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